建物の性能
断熱性能
◎ 外皮平均熱貫流率 Ua値 0.46W/㎡・K 以下
外気に触れる住宅の壁や屋根、窓等の開口部から室内の熱がどのくらい外へ逃げやすいかを数値化したものです。
数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能が良い家(高断熱住宅)となり、省エネ性能の高い住宅になります。
◎ 外皮平均熱貫流率 Q値 1.6W/㎡・K 以下
建物全体の熱がどれくらい逃げやすいかを示す数値です。
小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能の高い住宅ということになります。
当社では上記の性能を新築住宅の基本性能としておりますが、施主様のご要望やご予算に応じて最適な断熱資材を選定し
一棟一棟性能を数値化しておおよその年間の暖冷房費用等を目に見える形にしてご提案させていただいております。
ただし断熱材の性能は適正な施工法をしなければ本来の性能を発揮できません。 カタログ上でいかに性能のよい資材
を使用していると謳っていても、施工する側が誤った認識で施工してしまうと資材の本来の性能を発揮できないどころか、
建物本体の寿命も落とすような事にもなりかねません。
鈴木建築工業では木工事は外注工事とせずあくまで自社施工としているのは外注の職人による性能のバラつきを防ぎ、
常に当社が定めた一定の性能を発揮する確実な家創りを基本理念としている考えからです。
気密性能
◎ 気密性能値 C値 0.5㎠/㎡ 以下
家全体の隙間の総量を数値で表現したものです。
小さいほど隙間の総量が少ないことを示すため、C値が低い=気密性能が高いということになります。
当社では中間時と完成時の2回測定を基本としています。
いくら高価で性能のよい断熱材を使用しても気密性能が劣っていると隙間から外気が侵入してしまい、必要以上に
光熱費がかかってしまいます。 またきちんとした計画換気をしないと家の中に換気されないよどみ部分が発生して
カビや結露が発生してシックハウスやアレルギーの原因となってしまいます。
逆に言い方を変えれば気密性能値の値がそのままその家の施工精度を測れる唯一の指標ともなるのですが、この
気密性能値を上げる為にはノウハウが伴う丁寧かつ確実な施工が不可欠となります。
鈴木建築工業では断熱材一体型ゼロクリアランス気密パネル工法を採用し、前項の断熱材施工の考えと同じように
木工事を外注とせず当社社員の職人による自社施工とした性能に偏りのない確実な家創りを基本としています。
ヒートポンプ式温水床暖房システム
新築増改築共にエコキュートでおなじみのヒートポンプを使用した全面温水床暖房をご提案しています。
1階床全てに各家の間取りに合わせた独自の温水床暖パネルを効率的に配置し、配管には継手を設けず一本物とする事で
一般的なシステムと比べて飛躍的に耐久性とメンテナンス性を向上しています。
ヒートポンプ式温水床暖房をおすすめするメリットは
◎ 輻射熱と伝導熱で室内がムラなく暖かい
運転/停止が可能なゾーンを最大4ゾーンにまで拡大することで
住まいの全ての部分を効率的に暖めます。
◎ ランニングコストが安く、経済的
一冬の暖房費がガス式温水床暖房より
143,900円お得です。
◎ メンテナンス性に優れる
運用するにあたって特にメンテナンスは必要ありません。 シーズンインの運転開始の際にヒートポンプ内の
水量を確認していただくだけです。
(まれに自然蒸発で水位が低下していた場合は水道水を補給していただくだけでOK)
高床式床下収納
◎ 高床式床下物置のメリット
1.屋外からの収納エリアと屋内からの収納エリアを分けて設置できます。
屋外からは土足での出入りを想定してスタッドレスタイヤや除雪道具、ガーデニング用品、BBQ用品等を収納
屋内からは季節の備品や生活用品のストック等の収納を納戸として利用できます。
2.収納部分は床面積には含まれません。
外部物置のような固定資産ではないので工夫次第で節税対策にもなります。
3.屋根裏物置より出し入れがしやすい。
屋内からの収納は物置を利用した通常の階段を配置します(危険なハシゴではありません)
お子様や高齢の方でも楽々出入りできます。
4.外部からの収納により、外回りがすっきりします。
プレハブ物置のコストがかかりません。 また建物窓下に物品を置く必要がないので防犯対策にもなります。
5.簡易的な防災倉庫として。
強固なコンクリート基礎に囲われているので防災用品や非常用食料の保管庫としても利用できます。
一年を通して外気温の影響が受けにくいので食料保管庫としても活用できます。
安易な床下物置の建設は漏水や湿気など高いリスクが伴います。 設置には確かな知識と実績ノウハウが必須となります。